ドラゴンタイプ
物理なら龍+地、特殊なら龍+炎で幅広く戦える。炎・水・電・草半減は有用なようで、弱点の氷が強烈に足を引っ張る。龍、妖も少数にして侮れない所を突かれいる。
耐性は晴れ、雨パにとって脅威になったり、逆に天候パの弱点を補ってくれたりする。
アタッカーやエースに偏りながらも、タイプや戦術は多様で、差別化を意識しなければならないのは一部。
能力値が全体的に高いため、長所を無視した運用でも形になる。
逆鱗と地震の使い勝手が悪いダブルでは物理は辛い。ドラクロを削りとして生かす構成なら動きやすい。
以前は特攻が高いポケモンはラティかサザンか、ぐらいの候補の少なさだったけれども、その後XY~サンムーンで急速にバランスが取られた。
ゴーストタイプ
無効タイプ2つと低威力且つ少ない弱点。更に攻撃技の威力が低く、補助技のバリエーションに富み性能もまあまあ。ここまで来ると、サポートか耐久かと思いきや、BW以降攻撃系ステータスが高いポケモンが多く登場。
単に妨害だけするというより、攻撃手段が揃った上で、その気になれば変化技主体の型も作れるといった感じになってきた。
猫騙し無効からのトリックルームは強力で、大爆発とも組める。シャドーボールなどのゴースト技は削りとしては半減以下にされにくい点が生き、複合タイプ勢は高威力の大技と使い分けられる。単タイプでも、格闘技と合わせた範囲が広く、豊富な補助技を利用してもいい。
トリル以外はやや地味だが、鬼火は物理アタッカーを沈黙させる。金縛りも相手を一時的に機能停止に追い込む事がある。PPを削る技も含め、軽いロック性能を持つと言えるかもしれない。
素早さの高いサポーター、トリラー、サイクル要員辺りに該当する場合が多いか。
岩タイプ
反撃に重きを置いたタイプ。しかしゲームの性質上、先制した方が基本的に強いのでコンセプト倒れの感がある。ロックカット、頑丈、弱点保険など強さを引き出すパーツは徐々に増加している。
メジャーな弱点に対し耐性は何とも言えない微妙なライン。ノーマル半減なんかは存在自体は重要だが役立つ機会は少ない。
攻撃側は紛れもなく優秀だが、命中不安定をメインウェポンにしたくないのが大問題。
耐える力と反撃の力を両立するのは楽ではないので、上手く機能しないなら、素早さを強引に引き上げて先制する方針にシフトしてもいい。持久力には恵まれない。一手の重さを意識すべき。
サポートは不得手だが、攻撃絡みの動きは幅広く演じられる。一部味方を守る事に長ける者も居る。
エスパータイプ
闘、超、悪、霊の相性関係をどう解釈したものか。比較的殴り合いに直接干渉する闘より、超の補助は間接的な気はする。場を対象にとる技が目立つ。
コントロールのエキスパートといった趣き。特殊偏重タイプの代表でもある。ビートは物理、コントロールは特殊と関わりが深いようだ。
相性関係に乏しいので、攻撃でも守備でも等倍が実戦において多い。何も出来ず倒れにくい反面、奇襲の爆発力は若干弱い。サイコキネシスの威力は削りとしては貴重。
闘以外にも地面辺りの耐性があれば、高い特防と物理に強いタイプで受け出しやすい。
先発での展開役、先制して展開補助、積みエース、受け出しから変化技で切り返し、要塞化など豊富な変化技から多様な戦術を扱える。
飛行タイプ
地面の一貫が切れる。追い風使いの多くを抱える。平均的に素早さが高い。実際には101以上はそれほど居らず、BWかXYぐらいからは心許ない。
タイプの一種に入れてしまうには強すぎる個性で、飛行という特質は様々なゲームに見られる。
ノーマルとの複合に代表される鳥系は、非力だが機動力に優れる雰囲気で、蜻蛉返りをよく覚える。潤滑油的な運用に向くかは怪しい。サイクルを回す耐久が無かったり、低火力の蜻蛉は相手の居座りに有効でなかったりするため。斥候という言葉の方が似合う。火力を引き上げて奇襲も権利。
虫との複合が主な虫系は、非力な代わりに器用。敵の行動を妨害でき、時に嵌められる。味方に有利な場を作ったりバトンタッチも。
龍系は、機動力は大してなく、撃ち合い性能が高い。飛行技を使わないケースが多め。4倍弱点には注意が必要。引っ込めて避けるなり、やられる前にやるの精神で攻めるなり。
その他浮遊系は、補助が得意な傾向。
地面タイプ
遅い上に特防も低めながら、先発に置くと強い印象がある。一致地震の威力、対電気、飛行にも別に弱くはなく、地+岩の範囲。物理では容易く突破されず、弱点の内氷はマイナー、草は先発より後発向き。水は不一致で使われにくく、氷を不一致で使うのは主に水。
要は安定度合いが高い。
ダブルでも味方を巻き込まず撃つ地震は強力。最近では地面も岩も範囲攻撃と単体攻撃を使い分けやすくなった。
特攻が高い種や素早さが高い種が少ない事にしばしば頭を抱える。
特性浮遊のポケモンは第6世代以降だと、メガラティ、クワガノン、マタドガスGしか増えていない。ゲンガーが減りもした。そのため意識する機会は少なくなった気がするが、代わりにグラスフィールドには気を付けたい。